引っ越しをしたら自転車の防犯登録が必要!手続き方法を解説!

2020.09.23 / コラム
駐輪場に並べられた自転車

自転車を購入したときに記入する防犯登録カード。

引っ越しの際、実は変更手続きが必要なことをご存じでしょうか?

このコラムでは、見落としがちな引っ越しの際の自転車の防犯登録について、手続き方法やその他の注意点をご紹介していきます。

登録内容の変更を忘れてしまうといざという時に困ってしまうので、しっかりと確認しておくようにしてください。

1.自転車の防犯登録とは?

2.引っ越しの際の防犯登録の変更手続き

2.1.県外へ引っ越しをする際の手続き

2.2.県内へ引っ越しをする際の手続き

3.自転車の引っ越しのその他の注意点

3.1.防犯登録を忘れたらどうなる?

3.2.不要になった自転車を処分する方法

まとめ:引っ越しの際は自転車の防犯登録を忘れずに

1.自転車の防犯登録とは?

自転車の防犯登録とは、登録された自転車の所有者を明らかにするためのもの。

防犯登録済を証明するステッカーを張っておけば盗難の抑止にもつながり、また、被害にあってしまった際も警察にデータが保管されているため手元に戻ってくる可能性が高くなります。

あまり知られていませんが自転車の防犯登録は所有者の義務。

登録の有効期限は県によって異なりますが、およそ7年~10年程度とされています。

有効期限内に所有者の住所が変わる場合は必ずその旨を届け出る必要があるので、手続きを忘れてしまわないよう気を付けてください。

2.引っ越しの際の防犯登録の変更手続き

引っ越しの際にする防犯登録の変更手続きは、引っ越し先が県外か県内化によって変わってきます。

登録の抹消・再登録に必要なものもそれぞれ確認しておきましょう。

2.1.県外へ引っ越しをする際の手続き

引っ越し先が県外の場合、まずは旧居の県で防犯登録を抹消し、引っ越し先の県で再度登録し直す必要があります。

なお、手続きはそれぞれの県で行う必要があるのでご注意を。

登録の抹消は、自転車を購入したお店があればそこへ、なければ「自転車防犯登録所」という看板のかけられた販売店ですることができます。

その際、「登録カード」「自転車本体」「身分証明書」の3点を必ず持参しまっしょう。

登録カードが見つからない場合は自転車本体と身分証明書の2点でも手続きすることができます。

引っ越し先での再登録についても、「自転車防犯登録所」という看板のある販売店で手続きが可能です。

持ち物は「自転車本体」「身分証明書」「防犯登録料500円」、あれば「自転車の保証書/販売証明書」の4点です。

身分証は運転免許証や保険証など、公的機関発行のものを準備しましょう。

2.2.県内へ引っ越しをする際の手続き

引っ越し先が県内の場合は、自転車を購入したお店、または「自転車防犯登録所」という看板のかけられた販売店ですべての手続きが完了します。

「登録カード」「自転車本体」「身分証明書」の3点を忘れないようにしてくださいね。

3.自転車の引っ越しのその他の注意点

防犯登録をすっかり忘れてしまっていた方や、自転車は処分してしまおうと考えている方も多いのではないでしょうか。

そんな時はいったいどうしたらいいのか、疑問点や注意点をご紹介します。

3.1.防犯登録を忘れたらどうなる?

防犯登録は自転車の所有者の義務ではあるものの、今のところ登録を忘れてしまっていても罰則は課せられません。

しかし、防犯登録をしていなければもしも盗難にあった場合に手元に戻りにくくなってしまいます。

それどころか、防犯登録済のシールを張っていない場合自分の自転車が盗難車として疑われてしまう可能性もあるので、必ず登録するよう気を付けてください。

もしも登録の抹消を忘れたまま県外へ引っ越してしまったという場合は、登録のある県(旧住所)の自転車防犯協会に問い合わせましょう。

3.2.不要になった自転車を処分する方法

不要になった自転車の処分する場合、

・買い取り業者に売る
・ネットオークションやフリマアプリで売る
・家族や友達に譲る
・自治体の粗大ごみ回収サービスを利用する
・廃品回収業者に依

など、様々な方法があります。

売却や廃棄についてはそれぞれのルールに則って行なうようにしましょう。

いずれの方法で処分する場合も気を付けなければいけないのが、防犯登録の抹消です。

この手続きをしておかなければ、売却・処分したはずの自転車が犯罪などで使われた場合に巻き込まれてしまう可能性もあります。

なお、防犯登録の有効期限が切れている場合は手続きは不要です。

まとめ:引っ越しの際は自転車の防犯登録を忘れずに

引っ越しで忘れてしまいがちな自転車の防犯登録。

県外に引っ越す場合は2度手続きを行う必要があり面倒ではありますが、トラブルを未然に防ぐためにも、必ず登録の抹消・再登録は行なうようにしましょう。