引っ越し先で挨拶に行く方は多いですが、退去時の挨拶については行くべきかどうか悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、退去時の挨拶の必要性やマナーについて解説していきます。
また、記事の最後には、その他退去時にしておくべきこともご紹介しています。
後々トラブルが起こってしまわないよう、しっかりとチェックしておきましょう。
2.1.退去時の挨拶の範囲
2.2.退去時の挨拶のタイミングと時間
2.3.挨拶の粗品とのしの書き方
2.4.退去時の挨拶状の文例
まとめ:退去時の挨拶はしっかりしておこう
1.退去する時に挨拶はなしでも大丈夫?
入居時と同様、退去する際にも挨拶をするのがおすすめです。
退去時の挨拶はこれまでお世話になったことへのお礼の意味もありますが、引っ越しの作業中はトラックで道路を塞いでしまったり、騒音で迷惑をかけてしまうため、お詫びの意味も兼ねています。
挨拶をせず、突然引っ越し作業を始めてしまうとトラブルの元となりかねないため、できるだけ挨拶に行くようにしましょう。
2.退去時の挨拶のマナー
それでは退去時の挨拶のマナーについてご紹介します。
2.1.退去時の挨拶の範囲
退去時に挨拶に行く範囲は、入居時と同じく一軒家の場合は自宅の左右と正面、そしてその両隣の家の計5軒です。
アパートやマンションなど集合住宅の場合は、両隣の部屋と、自分の部屋の真上、真下にあたる部屋の計4軒が一般的な挨拶の範囲です。
集合住宅は特に騒音で迷惑をかけてしまう可能性が高いため、最低限これら4軒のお宅には必ず前もって挨拶に行くようにしましょう。
自治会長さんや大家さんにも挨拶に行くことをおすすめします。
2.2.退去時の挨拶のタイミングと時間
退去の挨拶は、引っ越しの1週間前から前日までに行くのが一般的です。
あまりぎりぎりに行ってしまうと、もしも不在だった場合に再度訪問し直すことが難しいため、余裕を持って挨拶にいくようにしましょう。
時間については、平日であれば10時~18時、土日であれば14時~16時頃を目安にすると良いでしょう。
朝の忙しい時間帯や、食事時は避けるのがマナーです。
2.3.挨拶の粗品とのしの書き方
退去時の挨拶の際は、一般的に手土産は不要です。
引っ越しの日時や引っ越し作業中は騒音などで迷惑をかけてしまう可能性があること、そしてこれまでお世話になったお礼を伝えるだけで大丈夫です。
大家さんや自治会長さん、特別お世話になった方がいる場合は、相手に気を使わせてしまわないよう1,000円程度の手土産を持参しても良いでしょう。
その際、のしの表書きには「御礼」や「感謝」と記載します。
新居での挨拶の手土産に使われる「御挨拶」とは違うためご注意を。
水引は「祝いのし 紅白蝶結び」を使います。
手土産の選び方やのしについては、下記の記事で詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
『引っ越しの挨拶に持っていく手土産・粗品は何がおすすめ?相場やのしについても解説!』
2.4.退去時の挨拶状の文例
退去時については、挨拶に伺ったものの相手が不在だった場合や、忙しく挨拶にいくのが難しい場合は、引っ越しの日時などを書いた挨拶状をポストに投函しておくだけでも問題ありません。
挨拶状の例文は下記を参考にしてください。
「隣(住所や部屋番号などでもOK)に住んでいる〇〇と申します。挨拶に伺いましたがご不在でしたので、手紙にて失礼いたします。この度、〇〇へ引越すこととなりましたため、〇月〇日〇時頃より引越し業者が出入りすることとなります。作業中はご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いします。これまでお世話になりまして、誠にありがとうございました。」
3.引っ越しの退去時にその他やっておくべきこと
引っ越しの退去時には、挨拶の他にをすべきことがたくさんあります。
それぞれの記事をぜひ参考にしてみてください。
まとめ:退去時の挨拶はしっかりしておこう
今回は退去時の挨拶のマナーについてご紹介しました。
引っ越し直前は忙しく退去時の挨拶は忘れてしまいがちですが、トラブルを防ぐためにも余裕を持っておこなうようにしましょう。
大切なのは、引っ越し作業の日時を事前に伝えるということ。
入居先での挨拶は顔合わせの意味もあるため直接伺うのが理想ですが、退去時の挨拶についてはタイミングが合わなければ挨拶状をポストに入れておくだけでも問題ないため、ご自身の都合に合った方法で挨拶をするようにしましょう。