ソファーの引越しまとめ!梱包から運搬、搬入、処分方法までを解説

2021.01.13 / コラム
ソファー

引っ越しの際に多くの人が取り扱いに困ってしまう家具の一つに、ソファーがあります。

ソファーはサイズが大きいため、気を付けて梱包、運搬をしなければ、家の壁やソファーそのものに傷をつけてしまう可能性があります。

そこで今回は、ソファーを安全に運ぶための引っ越しの準備方法や、運搬方法、搬入方法について解説していきます。

記事の最後では、処分方法についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

1. ソファーは自分で梱包するべき?

2.ソファーの梱包方法

2.1. 準備するもの

2.2. 可能な限り分解する

2.3.  広げたビニール袋でソファーを覆う

2.4. 広げたダンボールで梱包していく

2.5. 緩衝材を詰める

3.ソファーの運搬方法

4. ソファーの搬入方法

5. ソファーが出せない・入らない時はどうしたらいい?

5.1. 解体する

5.2. 引っ越し業者に引き取ってもらう

5.3. 処分できるまで別の場所で一時保管する

6. ソファーの寿命はどれくらい?

7. ソファーの処分方法

7.1.粗大ゴミとして処分する

7.2.不用品回収業者に依頼する

7.3.引っ越し業者に不用品処分を依頼する

7.4. 買い替えるときに下取りしてもらう

7.5. リサイクルショップに買い取ってもらう

7.6.フリマアプリに出品する

まとめ:ソファーの引っ越しは業者に任せよう

1. ソファーは自分で梱包するべき?

ソファーの上で荷物に埋もれる男性

ソファーの梱包は引っ越し業者に依頼するのがおすすめです。

分解できないタイプのソファーは特に、上手く梱包できずに搬出・搬入の際に家やソファー自体を傷をつけてしまう可能性があります。

引っ越し業者に依頼すれば、分解できないソファーであってもキルトカバーなどの専用の梱包資材を使って梱包してもらうことができます。

分解できるソファーであれば比較的扱いやすく、自分で作業することも可能ですが、業者に依頼すれば分解や梱包の手間を省くことができます。

ただし、分解が複雑なソファーについては、追加料金が必要になる場合もあるため、見積もりの際に業者に確認しておくことをおすすめします。

2.ソファーの梱包方法

自分で梱包する場合、専用の梱包養生カバーを購入する方法もありますが、サイズによっては10,000円以上かかるものもあるため、あまりコスパが良いとは言えません。

ここでは、比較的安価に用意できるものを使用した梱包方法をご紹介します。

2.1. 準備するもの

まず初めに、自分でソファーを梱包する際は、下記の4点を用意しましょう。

・特大ビニール袋
・ダンボール
・ガムテープ
・緩衝材

2.2. 可能な限り分解する

必要な梱包資材が揃ったら、ソファーを可能な限り分解していきます。

特に、脚の部分は搬入の際に壁を傷つける可能性があるため、取り外せるようであれば取り外しましょう。

基本的に、引っ越し業者は破損のリスクを減らすため、家具は分解した状態で運びます。

しかし、中には何度も分解・組み立てされることが想定されていないソファーもあるので注意が必要です。

そのような分解できないソファーについては、傷などのトラブルを了承の上、そのまま梱包して引っ越し業者に運搬してもらうか、家具専門の運搬業者に別途依頼しましょう。

2.3.  広げたビニール袋でソファーを覆う

分解が完了したら、準備しておいたビニール袋でソファー全体を覆います。

通常サイズのゴミ袋を何枚か合わせて梱包しても問題ありませんが、インターネットで検索すれば、家具を梱包するための大きなビニール袋を購入することも可能です。

2.4. ダンボールで梱包していく

続いて、ビニール袋で覆われたソファーをダンボールの中に入れます。

ダンボールは大きすぎず、できるだけソファーのサイズに合ったものを利用するのがおすすめです。

もしも丁度いいサイズのダンボールがない場合は、ビニール袋と同様、いくつかのダンボールをつなぎ合わせて梱包していきましょう。

運搬中に家の壁に傷をつけてしまわないよう、突出している部分や角ばっている部分は余分にダンボールでカバーをし、保護しておくと安心です。

2.5. 緩衝材を詰める

最後に、ソファーとダンボールの間に緩衝材を詰めていきます。

緩衝材は不要になった新聞紙などでも代用が可能ですが、ひじ掛けや脚などの傷がついてしまいやすい部分は、エアーパッキンなどの資材で保護しておくと良いでしょう。

3.ソファーの運搬方法

ソファーを運ぶ2人の引っ越し作業員

ソファーの運搬は、梱包同様、引っ越し業者に依頼するのがおすすめです。

もしもソファー以外の家財道具を自力で引っ越ししようとお考えの場合は、ソファーの運搬のみを業者に依頼することも可能です。

業者によって異なりますが、料金は下記を参考にしてください。(近距離の場合)

・1人掛けのソファー:約7,000円~
・2人掛けのソファー:約8,000円~
・3人掛け~のソファー:約10,000円~

業者に依頼せず、自力で運搬するという場合、まずはソファーや搬入経路の大きさを隅々まで測り、搬出や搬入が可能か確認します。

そして、ソファーを自家用車で運ぶことは困難なため、軽トラや1.5トン車をレンタルしましょう。

壁やソファーを傷けてしまわないよう、梱包方法にも一層お気を付けください。

4. ソファーの搬入方法

ソファーを箱ぶ引っ越し作業員

ソファーは基本的には玄関や窓から人の手で運び込みますが、お部屋が2階以上で、階段やエレベーターなどを通過できない場合は、クレーンで釣り上げてベランダから搬入するケースもあります

しかし、クレーンの利用には別途数万円掛かるだけでなく、当日の手配が難しいため、事前に搬入経路を計測し、クレーンが必要かどうかを確認しておく必要があるため注意しましょう。

ソファーの搬入経路を確認するための計測ポイントは、下記の通りです。

【ソファー】

・横幅×奥行×高さ
・ソファーの対角線

(梱包すると、ソファーの実寸よりも大きくなることを考慮しましょう。)

【搬入経路】

・玄関、室内の幅×高さ
・廊下の幅×高さ
・エレベーター内部の横幅×奥行×高さ
・エレベーターの扉のサイズ
・エレベーターホールのサイズ
・階段の幅
・階段部分の天井の高さ
・踊り場の奥行
・踊り場部分の天井の高さ

玄関や室内の扉の部分については、ドアノブが引っかかってしまうというケースがあるため、ドアノブのサイズも忘れずに確認しておきましょう

5. ソファーが出せない・入らない時はどうしたらいい?

クレーンを使ってもソファーが出せない、もしくは入らない、という場合の対処法を3つご紹介します。

5.1. 解体する

梱包時に既に解体している可能性が高いですが、もしもまだ解体できそうな部分がある場合は、少しでも部品を小さくばらして搬入してみましょう

そうすることで、通らなかった搬入経路から運び込めるようになる可能性があります。

5.2. 引っ越し業者に引き取ってもらう

解体ができず、処分するしか方法がないという場合は、引っ越し業者に引き取ってもらうのがおすすめです。

もちろん追加料金はかかってしまいますが、一番手っ取り早い方法といえます。

その他に処分したい家具がでてきてしまった場合も、まとめて引き取ってもらうことができます。

5.3. 処分できるまで別の場所で一時保管する

ソファの処分方法は下記でご紹介している通り、自治体の粗大ごみ回収や一般の不用品回収業者のサービスを利用する他、新しいソファーを買う際に下取りしてもらう方法や、リサイクルショップに買い取ってもらうなどの方法があります。

しかし、いずれの場合も引っ越し日当日に処分することはできないため、取り急ぎ貸倉庫などで一時保管してから処分するようにしましょう

決して旧居に置いてきたり、不法投棄をしてしまわないようご注意ください。

6. ソファーの寿命はどれくらい?

ソファー

ソファーの素材別の寿命の目安は下記の通りです。

・合皮:約4~5年
・布 :約6~7年
・本革:約10年

ただし、使い方や手入れ次第では、上記の一般的な寿命よりも長持ちしたり、反対に早くに買い替えが必要になってしまう場合もあります。

また、表面カバーの消耗が少なくても、本体やクッション材のダメージにより寿命がきてしまう場合があるため、最終的にはお使いのソファーの状態によって判断することをおすすめします。

7. ソファーの処分方法

ソファーなどの粗大ごみ

寿命が過ぎていたり、今使っているものが新居のサイズに合わないなどの理由で、引っ越しを機にソファーを処分しようとお考えの方もいるのではないでしょうか。

ソファーは一般ごみとして処分することができないため、下記の4つのうちいずれかの方法で正しく処分しましょう。

7.1.粗大ゴミとして処分する

ソファーは粗大ごみとして自治体に回収してもらうことができます。

この方法で処分する場合、まずは電話、またはインターネットで、市の大型ゴミ受付センターに粗大ゴミ回収の申し込みをします。

回収の予約ができたら、コンビニや区役所などで粗大ゴミ処理手数料券を購入します。

そして、回収日当日の指定時刻までに購入した券をソファーに張り付け、指定の場所に運び出します。

なお、回収ではなくクリーンセンターまで自分で持ち込むことで手数料を節約することができます。

しかし、ソファーの運搬には軽トラックなどを借りなければいけない場合もあるため、レンタカー代なども合わせて検討するようにしましょう。

7.2.不用品回収業者に依頼する

ソファーは一般の不用品回収業者に回収してもらうことも可能です。

不用品回収業者は自宅の中まで不用品を回収しにきてくれるため、自治体指定の回収場までソファーを持っていくことが難しい場合や、その他にも処分したい大型家具がある場合などにはおすすめの方法です。

しかし、中には無許可で不用品の回収をしている業者がいるため、業者を選ぶ際には十分注意しましょう。

無料の回収を謳いながら町をトラックで周回していたり、空き地で回収を行っている業者は避け、必ず「一般廃棄物処理業の許可」が降りている業者を選びます。

例え「許可」を持っている業者であっても、「産業廃棄物処理業の許可」や「古物商の許可」などでは一般家庭の不用品回収は許可されていないのでご注意ください。

7.3.引っ越し業者に不用品処分を依頼する

引越し業者によっては、不用品引き取りサービスを提供しているところがあります。

料金は業者によって異なっており、無料で回収してくれる場合もあるので、見積もりの際にサービスの有無や費用、ソファーが引き取り対象内かどうかを確認しておくといいでしょう。

7.4. 買い替えるときに下取りしてもらう

新居用に新しいソファを購入する場合、下取りで不要なソファーを引き取ってもらえるケースがあります。

下取りサービスの有無、回収の方法、対象製品、そして費用についてはお店によって異なるため、購入の前に確認するようにしましょう。

7.5. リサイクルショップに買い取ってもらう

状態の良いものであれば、リサイクルショップに買い取ってもらえる場合があります。

自分で持ち込みが難しい場合は、出張買取サービスを利用しましょう。

電話やインターネットで申し込むと、スタッフがご自宅まで査定に来てくれ、買い取り後は搬出まで全て行ってくれます。

しかし、ソファーの状態などによっては買い取ってもらえない可能性もあるため注意しましょう。

もしも他の方法で処分しなくてはいけなくなった場合に備えて、早めに査定の依頼をすることをおすすめします。

7.6.フリマアプリに出品する

メルカリなどのフリマアプリであれば、リサイクルショップよりも高額で買い取り手を見つけられる可能性があります。

しかし、この場合梱包や発送を自分で行わなければいけないため、事前に手順を確認しておきましょう。

まとめ:ソファーの引っ越しは業者に任せよう

今回は、ソファーの引っ越しについて解説しました。

ソファーはサイズも大きく形も平坦ではないため、梱包や運搬の際にとても気を使う必要があります。

費用を抑えるために無理に自分で運ぼうとすると、家具や家に傷をつけてしまい、かえって修理代が嵩んでしまったり、ご自身がけがをしてしまう恐れもあります。

ソファーの引っ越しは無理をせず、業者に任せてしまうのがおすすめです。