引っ越しで幼稚園を転園するときの手続きと注意点
2020.12.28 / コラム 小さなお子さんがいる家庭では、引っ越しに伴って幼稚園を転園しなければいけない場合があります。
待機児童の問題が取り沙汰されているように、幼稚園は定員の関係で第一希望の園に入園できないこともあるため、時間に余裕を持って園選びを始める必要があります。
この記事では、引っ越し先の幼稚園を選ぶときのポイントや、手続き、そして転園の際の注意点をご紹介します。
1.1.いくつかの幼稚園を比較する
1.2.園の雰囲気は合っているか
1.3.費用はいくらかかるか
2.1.退園の手続き
2.2.入園の手続き
3.1.プレゼントを用意しておく
3.2.子どものケアを忘れない
まとめ:転園するなら幼稚園選びは慎重に!
1.幼稚園を選ぶときのポイント
まずは幼稚園を選ぶときに確認しておくべきポイントを3つご紹介します。
1.1.いくつかの幼稚園を比較する
幼稚園を選ぶときは、はじめから候補を1つに絞ってしまわずいくつかの幼稚園を検討することをおすすめします。
比較をすることで各園の特徴がわかり、より希望に近い園を選ぶことができます。
また、第一希望の幼稚園に必ず入れるとは限らないため、もしもの場合に備えて第二、第三候補の幼稚園を探しておくといいでしょう。
1.2.園の雰囲気は合っているか
園の雰囲気がお子さんやご家庭に合っているか確認しましょう。
教育方針や先生方の子供や保護者への対応、園の設備なども要チェックです。
遠方への引っ越しの場合は難しいかもしれませんが、できるだけ実際に園を訪れて、見学させてもらうことをおすすめします。
また、転入生が多い園であれば、先生方や子供たちも受け入れに慣れているというメリットもあるので、合わせて確認しておくといいでしょう。
1.3.費用はいくらかかるか
幼稚園は園によって費用も変わってくるため、ご家庭の予算に合っているか確認をするようにしましょう。
特に、私立の幼稚園では入園料もある程度必用になってくる場合が多いです。
自治体によっては入園料や保育料などの費用を補助してくれる「幼稚園就園奨励費補助金」や「保護者負担軽減補助金」といった補助金の申請も可能なため、合わせて確認しておくことをおすすめします。
2.幼稚園を転園するときの手続き
続いて、幼稚園の転園に伴う手続きについて解説します。
必要な手続きは現幼稚園の退園手続きと、引っ越し先の幼稚園の入園手続きの2種類。
児童手当の住所変更手続きについては、「引っ越しの際に必用な児童手当の住所変更手続き」を参考にしてみてください。
2.1.退園の手続き
希望の幼稚園に欠員があることを確認したら、まずは今通っている幼稚園に退園の連絡を入れます。
その際、転勤や引っ越しが理由であることを伝えるようにしましょう。
そして、在園証明書など新しい幼稚園への転入に必要な書類を発行してもらったら、指定の日までに退園届を記入し、提出します。
2.2.入園の手続き
まずは入園申し込みのタイミングを確認します。
4月入園の場合は11月~12月頃となっている場合が多いですが、途中入園の場合は入園の前月までなど各園によって規定が違うため注意が必要です。
申し込み時期と園に欠員があることが確認出来たら、締め切りに間に合うように下記の必要書類を集めます。
- 入学願書及び誓約書
- 住民票
- 旧居で通っていた幼稚園の在園証明書
その他にも、自治体によって追加で必要な書類が指定されていたり、手続き方法が異なる場合があるため、必ず事前に確認しておくようにしましょう。
入園決定後の入学金の支払いや制服の準備などについては、転園先の幼稚園に確認するようにしましょう。
3.幼稚園を転園するときの注意点
その他、幼稚園を転園する際の注意点を2つご紹介します。
転園が初めて、という場合は特に気を付けて確認してくださいね。
3.1.プレゼントを用意しておく
転園の際、これまでお世話になった園の先生や、クラスメイトにプレゼントを渡すことがあります。
クラスメイトの場合は、受け取る側が気を使わなくても済むように、児童一人につき100円~300円程度が相場です。
アレルギーの問題からお菓子などの食べ物は避け、園でも使いやすい歯ブラシやタオル、文房具などがおすすめです。
しかし、園によってはそういったプレゼントを禁止している場合があるため、準備をする前に必ず確認するようにしましょう。
3.2.子どものケアを忘れない
引っ越しによる転園では、お友だちとの別れや環境の変化などでお子さんが戸惑ってしまうこともあるため、ケアを忘れないことが大切です。
転園先の幼稚園について、雰囲気や、前の園との違いなどをしっかりと説明し、少しでも不安を解消してあげるようにしましょう。
まとめ:転園するなら幼稚園選びは慎重に!
今回は引っ越しに伴う幼稚園選びについてご紹介しました。
幼稚園選びは、ご家庭との相性がとても重要になってきます。
費用はもちろん、園の方針や先生方、子供たちの雰囲気などを見て総合的且つ慎重に判断するようにしましょう。