引っ越しをするならマイナンバーカードの住所変更手続きは必須!
2020.04.15 / コラム 引っ越しの際にやっておかなければいけない手続きの一つにマイナンバーカードの住所変更手続きがあります。
実はマイナンバーカードを発行している人と通知カードしか持っていない人で住所変更の手続きが異なります。
そこでこのページでは引っ越しの際に必要なマイナンバーカードの手続きを、マイナンバーカードを持っている人と、通知カードしか持っていない人に分けて解説していきます。
4.2.引っ越し前にマイナンバーカードの申請をしても大丈夫?
5.まとめ:引っ越しの際はマイナンバーカードの続きを忘れずに!
1.マイナンバーカードと通知カードの違いを確認しておこう
まずマイナンバーカードと通知カードの違いを紹介します。
通知カードというのは個人番号や氏名、住所などの個人情報が記された緑色のカードです。
こちらはマイナンバー制度が始まったときに全員に配布されたものです。
一方マイナンバーカードは申請した人のみに発行されたカードで、個人情報に加え顔写真もついています。
2.通知カードの引っ越しの際の手続き
まずは通知カードのみを持っている人の引っ越しの際の手続きを紹介します。
通知カードの引っ越しの場合は同一市区町村の引っ越しでも、基本的には手続きは変わりません。
それぞれ転居届、転入届の提出の際に通知カードを提出すると、通知カードの裏面に住所の追記がされます。
3.マイナンバーカードの引っ越しの際の手続き
こちらではマイナンバーカードの交付をした人の引っ越しの際の手続きを紹介します。
こちらは基本的に住民票の移動と同様に引っ越し前後の14日間で手続きが必要です。
3.1.同一市区町村の引っ越しの場合
マイナンバーカードを持っている人が同一市町村へ引っ越す場合は、転居届を提出する際に引っ越しをする全員のマイナバーカードを持っていきましょう。
その時、住所も変更をしてもらえば問題ありません。
3.2.異なる市町村への引っ越しの場合
こちらではマイナンバーカードを持っている人が異なる市町村へ引っ越した場合の手続きを紹介します。
・転出届
まずは転出届の手続きですが、この時は基本的にはマイナンバーカードは必要ありません。しかし、自治体によっては提示を求められる可能性があるので持って行っておいたほうがいいでしょう。
この時マイナンバーカードを持っている人は特例転出という扱いになり「転出証明書」が交付されません。
・転入届
マイナンバーを持っている際の転入の手続きは「転出証明書」が必要なくなります。
代わりに、「マイナンバーカード」と「マイナンバーの暗証番号」が必要になるので注意が必要です。
マイナンバーの暗証番号を忘れてしまった場合は引っ越し元の役場で暗証番号の再設定をすることができます。
4.マイナンバーに関するよくある疑問
ここではマイナンバーに関するよくある質問を紹介していきます。
4.1.引っ越しをしたらマイナンバーは変わる?
マイナンバーというのは基本的には生涯変わることはありません。
しかし、引っ越しの際などマイナンバーに記載されている情報が変わる場合は手続きが必要になります。
4.2.引っ越し前にマイナンバーカードの申請をしても大丈夫?
マイナンバーカードの申請をして、それを受け取る前に引っ越してしまうとマイナンバーカードは無効になってしまいます。
マイナンバーカードは申請してから発行まで3~4週間かかるので、引っ越し後に申請をするのがおすすめです。
4.3.マイナンバーカードをなくしてしまったら?
まず通知カードを紛失した場合は警察に遺失届を出し受理番号を控えます。
その後役場の窓口で再発行の手続きをしてもらいましょう。
マイナンバーカードを紛失した場合は上記に加え、マイナンバーカードの機能を停止するために個人番号コールカードセンター(0570-783-578)に電話をしましょう。
なお再発行にかかる手数料は以下の通りです。
通知カード:500円
マイナンバーカード:1000円
4.4.海外へ引っ越す場合は?
マイナンバーカードが交付されるのは基本的に日本に住民票がある人のみになります。
なので海外に引っ越す場合は転出届の提出と同時に「通知カード」と「マイナンバーカード」は返却する必要があります。
5.まとめ:引っ越しの際はマイナンバーカードの続きを忘れずに!
このページでは引っ越しの際に必要なマイナンバーカードの住所変更手続きを紹介しました。
基本的には転居届や転出届の提出時にマイナンバーカードとマイナンバーの通知書を持っていけば問題ありません。
ただ、マイナンバーカードを持っている人は特例転出と特例転入が認められるため、「転出証明書」が必要なくなるということだけ覚えておきましょう。
マイナンバーカードの手続きは引っ越し前後の14日なので、住民票の移動の時に同時にやってしまうのがおすすめです。