布団の引っ越しはどうすればいい?梱包方法から運び方まで紹介

2020.08.24 / コラム
布団

掛け布団に敷布団、毛布など、一人暮らしの引っ越しでも意外と大荷物になってしまう布団類。

他の家具とは違い段ボールに詰めるわけにもいかないので、梱包の仕方や運び出し方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

デリケートな布団はやり方を間違えるとカビやダニの原因となってしまったり、羽毛がつぶれ、ボリュームが減ってしまう恐れがあるため、引っ越しの際には十分注意する必要があります。

そこで今回このコラムでは、引っ越しの時布団はどうしたらいいのか?という疑問にお答えし、梱包方法や運び方、処分方法などをそれぞれご紹介します。

1. 布団の梱包方法

2. 布団の運び方

3. 布団の引っ越しのその他の注意点や疑問点

3.1. 布団の処分方法は?

3.2. 布団のみの引っ越しの場合はいくらかかる?

まとめ:布団の引っ越しは慎重に!

1.布団の梱包方法

布団用圧縮袋


引っ越し前夜も布団が必要という場合、梱包は当日の朝で問題ありません

しかし、梱包に使うための袋は事前に準備しておく必要があります。

布団の梱包をする際は、段ボールではなく布団袋か圧縮袋を用いるのが一般的

どちらも百均やホームセンターで手に入れることができますが、ほとんどの場合は引っ越し業者が無料で提供してくれるため、購入前に一度確認しておくことをおすすめします。

もしも残っているのであれば、布団の購入時についてきたものを再利用するのも良いでしょう。

なお、布団袋と圧縮袋にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

ぜひ下の表を参考にしてみてください。

  メリット デメリット
布団袋 羽毛のふんわり感を守れる
布団の形状を維持できる
かさばる
圧縮袋 かさが減る
脱酸素剤などを使えばカビ・ダニ予防になる
羽毛のふんわり感が減少する
形状が変わってしまう

どちらの袋で梱包する場合も、梱包前のカビやダニ対策が必須。

天日干し、もしくは陰干しをし、袋には布団袋用の乾燥剤などを同梱するようにしましょう。

梱包の準備ができたら、布団をしっかりたたんで重ねていき、上から布団袋をかぶせ、ひっくり返します。

その際、あまり1つの袋に詰め込みすぎないことが重要です。

布団を重ねる順番は、様々な意見がありますが、最後袋をひっくりかえした際に敷布団が上にくるように重ねると、重さで多少圧縮され、かさを減らすことができます。

また、取り出す際も、敷布団→掛け布団の順番に出すことができるため便利です。

一方で、掛け布団が羽毛でできている場合などは、型崩れを防ぐため、掛け布団が一番上になるようにするのがいいでしょう。

また、布団を梱包する上で気をつけておきたいのが、壊れ物を一緒の袋にいれておかないということ。

布団は他の荷物と比べて乱雑に扱われる可能性が高いため、割れ物などをいれていた場合衝撃を和らげきれない場合があります。

壊れ物は、段ボールなどに緩衝材とともに梱包し、注意書を書いておくと良いでしょう。

2.布団の運び方


引っ越し業者に依頼している場合、梱包された布団は業者の方が運び出してくれますが、自分で引っ越しをする場合はボストンバッグ状になった持ち手付きの布団袋を購入すると、運び出しがしやすくなります。

持ち手がない場合は、ロープで2箇所ほどをしばり、簡易の持ち手をつくると良いでしょう。

圧縮袋を利用する場合も、1つの袋に布団をたくさん詰めないように気をつけます。

かさは減っても重量は変わらないため、あまり詰めすぎると運び出しが困難になってしまいます。

また、布団は衝撃を和らげることができません。

荷台に積み込む際は梱包の時と同じく割れ物を間に置かないようにしましょう。

家電や棚の隣に置いておけば、もしも荷台でそれらが倒れた場合はクッションの役割を果たしてくれるのでおすすめです。

3.布団の引っ越しのその他の注意点や疑問点

クリップボードを持って説明する引越し業者

3.1.布団の処分方法は?


ゴミの規定は自治体によって変わりますが、多くの場合、布団は粗大ゴミに分類されます

日程に余裕があるのであれば、市の大型ゴミ受付センターに粗大ごみ収集の申請を出します。

しかし、市の粗大ゴミ収集は受付から回収まで日があくことが多く、特に引っ越し繁忙期にはなかなか予約が取れないことがあります。

その場合は、一般の粗大ゴミ回収業者に依頼するのがおすすめ。

ベッドやマットレスなど、自分では運び出しにくい大きな廃棄物がある場合も、業者の方が家の中から運び出してくれます。

もしくは、有料で粗大ゴミを引き取ってくれる引っ越し業者もあるため、まずは見積もりの際に相談してみると良いでしょう。

布団の処分方法は「引っ越しに伴って布団を捨てる場合の処分方法を紹介」を参考にしてください。

3.2.布団のみの引っ越しの場合はいくらかかる?


節約のため、自分で引っ越しを考えていても、布団だけは業者に依頼したいという場合もありますよね。

方法としては、宅配便を利用する方法と、引っ越し業者の単身パックや大型家具のみの引越プランを利用する方法の二種類があります。

利用距離や引越し時期にもよりますが、布団だけの場合の引越し料金は2,340円〜20,000円程度と、ピンキリ。

最安は日本郵便のゆうパック(170サイズ)の2,340円ですが、段ボールやゆうパック専用の資材に入れての運搬となるため、湿気などの問題から引越し業者に依頼するのがおすすめです。

まとめ:布団の引っ越しは慎重に!


以上、布団の引越し方法や梱包・運搬時の注意点をご紹介しました。

布団はデリケートかつ衛生面でも気をつけなければいけないもの。

慎重に引越し準備を行い、運搬もプロである引越し業者に依頼すると安心です。

梱包が引越し当日の朝となる場合が多く、事前準備を後回しにしてしまいがちな布団の引越しですが、新居に到着後ゆっくりと快眠できるよう、梱包や運搬方法については早めに検討をはじめることをおすすめします。