引っ越しの際にカーテンはどうする?サイズの測り方や処分方法も紹介
2020.09.11 / コラム 引っ越しの際、カーテンは早めに準備しておくのがおすすめ。
入居前にサイズを測っておき、引っ越し当日には新居の窓にぴったりのカーテンが手元にあることが理想です。
とはいうものの、忙しい引っ越しスケジュールの中、いったいいつ、どのように測ったらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回このコラムでは、新しいカーテンのサイズを採寸するタイミングや、購入する際に気を付けるべきポイント、旧居のカーテンの梱包・処分方法など、カーテンの引っ越し準備に関する情報をそれぞれご紹介しています。
その他のよくある疑問点についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.1.サイズはいつ測る?
1.2.カーテンレールの有無を確認
1.3.サイズを測る時のポイント
5.2.引っ越し当日にカーテンが間に合わなかったらどうする?
1.カーテンのサイズの測り方
1.1.サイズはいつ測る?
引っ越し前に新居のカーテンを採寸できるタイミングは、下記の3回です。
①内見時
②部屋の最終確認時
③入居審査の合格後
採寸をする際は事前に不動産屋に伝え、お部屋の間取り図をもらっておくと測り忘れを防ぐことができます。
また、カーテンは入居してから採寸して購入したいという場合は、旧居のカーテンを処分せずに持っていくのがおすすめです。
サイズが合わなくても新しいカーテンが手に入るまでの目隠しとして、利用することができます。
1.2.カーテンレールの有無を確認
カーテンのサイズはカーテンレールのランナーの下部から計測します。
そのため、カーテンレールの有無はしっかりと確認しておき、取り付けが必要な場合は新しいレールとランナーのサイズを考慮してカーテンを購入するようにしましょう。
1.3.サイズを測る時のポイント
サイズを測るときのポイントは、窓枠ではなくカーテンレールを基準に計測するということ。
これを知らずに窓枠のサイズを測ってしまうと、採寸のし直しや、最悪の場合せっかく買った新しいカーテンが新居の窓に合わなかった、なんてことも起こり得ますので注意してください。
まず、カーテンのサイズを決めるときに必要な情報は「カーテンの幅」、「カーテンの丈」、そして「フックの種類」の3点。
「カーテンの幅」を確認する場合、計測するポイントはカーテンレールの種類によって異なります。
【機能レール】カーテンレール両端の固定ランナーの間の長さ
【装飾レール】カーテンレール両端の装飾キャップの付け根の間の長さ
なお、購入するカーテンは実寸よりも余裕をもったサイズのものを選ぶようにしましょう。
「実寸サイズ×1.05~1.1」程度が目安です。
また、「カーテンの丈」を確認する際は、まずはカーテンレールのランナー下部から窓枠下部、または床までの高さを計測し、下記の一覧を参考に実寸のサイズから足し引きをします。
【腰高窓】 カーテンレールのランナー下部〜窓枠下部+15~20cm
【掃き出し窓】 カーテンレールのランナー下部〜床−1~2cm
【出窓】 カーテンレールのランナー下部〜窓枠下部−1~2cm
カーテンフックとは、レールではなく布側に取り付けられている金属製またはプラスチック製のパーツのこと。
「フックの種類」はレールが見えるタイプのAフックと、見えないタイプのBフックの2種類があります。
フックのタイプによってレールに引っかける部分からカーテン上部までの布の長さが変わってくるので、カーテンを選ぶ際には注意して確認しましょう。
しかし、これらのサイズはあくまでも目安。
両開きや片開き、ドレープカーテンやレースカーテンなど、カーテンのタイプによっても適当なカーテンのサイズが変わってくるため、計測では「カーテンレールの幅」と「カーテンレールのランナー下部〜窓枠下部(もしくは床)」までの長さを確認しておき、実際にカーテンを購入する際はお店の方にサイズを相談すると間違いがないでしょう。
2.引っ越しのカーテンの荷造り
引っ越しの荷造りは前日までに終えておくのが基本。
しかし、カーテンを前日に梱包してしまうとお部屋の中が丸見えになってしまいます。
そのため、カーテンは布団などと同様引っ越しの当日に荷造りするようにしましょう。
カーテンの梱包は段ボールを使うのが一般的です。
小さいサイズに詰めてしまうとしわの原因となるので、大き目の段ボールに余裕をもって梱包しましょう。
また、避けられないたたみ皺や運送中の汚れを考え、カーテンの洗濯は引っ越しの後に行うのがおすすめです。
3.カーテンの処分方法
引っ越しを機に古いカーテンを処分してしまおうと考えている場合、どうやって捨てるべきか迷ってしまいますよね。
サイズが大きいので粗大ごみに分類されると思われがちですが、実はカーテンは燃えるゴミとして処分することができます。
しかし、金属やプラスチックでできているカーテンフックは燃えるゴミに入れられないため、外しておく必要があります。
ゴミの分類の詳細は、各自治体によって異なるのでホームページなどでしっかりと確認するようにしましょう。
4.新しいカーテンを選ぶときのポイント
新しいカーテンを選ぶ際は、①窓のタイプ ②必要な機能 ③デザインの3つの点から選ぶといいでしょう。
まず、①窓のタイプには、腰の高さまでの「腰高窓」、人の出入りが可能でベランダや縁側に面したところでよくみられる「掃き出し窓」、外壁から飛び出した形の「出窓」、そして、光を取り入れるための「小窓」などがあります。
腰高窓や掃きだし窓には厚地のドレープカーテンやレースカーテンが併用されることが多く、出窓にはドレープカーテンの他、窓の形に合わせたスタイルカーテンを用いることもあります。
小窓には、ブラインドやUV加工のフィルムなどもカーテンの代わりとして使えるので、部屋の雰囲気に合ったものを選ぶといいでしょう。
また、窓のある場所によって、遮光や採光、風の取り込みなど、取り付けるカーテンに②必要な機能は様々。
遮光目的の場合は分厚い生地やUV加工のある生地のものを、光や風を取り込みたい場合はレース生地のものを選ぶなど、目的に合ったカーテンを選ぶようにしましょう。
最後に、カーテンの③デザインはお部屋の雰囲気を左右する重要な要素の一つ。
そのほかの家具や壁紙に合わせて、お気に入りのデザインのものを見つけてくださいね。
5.カーテンの引っ越しに関するその他の疑問点
5.1.サイズが合わなかった時はどうする?
せっかく買った新しいカーテンのサイズが合わなかった場合、多少であれば調整することができます。
下記の方法を参考にしてみてください。
【丈が短い場合】
①カーテンフックのアジャスターを調整する
②カーテンレールののランナーの種類を変える
③裾に別の布/レース/フリンジなどを付ける
④裾だしをする
【丈が長い場合】
①カーテンフックのアジャスターを調整する
②カーテンレールのランナーの種類を変える
③裾上げをする
【幅が足りない場合】
①ドレープを解く
②両端の折り込みを解く
裾だしや裾上げなどのお直しをプロに依頼すると新しいカーテンを購入し直したほうが安くつく場合があるため、一度料金を比べてみることをおすすめします。
5.2.引っ越し当日にカーテンが間に合わなかったらどうする?
引っ越し当日にカーテンが間に合わなかった場合は、防犯のためにも決してそのままにはせず、代用品で窓の目隠しをしましょう。
カーテンの代用品として使えるおすすめのアイテムは、シーツや段ボール、新聞紙、そしてブルーシートの4つ。
シーツは当日就寝する際に使わないものを、段ボールや新聞紙は引っ越しで使ったものを再利用しましょう。
ブルーシートは100均やホームセンターなどで簡単に手に入れることができます。
また、たとえサイズが合わなかったとしても旧居のカーテンを持参すれば一時的な目隠しとして使うことができます。
新しいカーテンがない場合は取り急ぎ古いカーテンは捨てず、新居に持ち込むようにしましょう。
まとめ:引っ越し当日はカーテンの準備を忘れずに!
以上、引っ越しの際のカーテンの準備について解説しました。
新しいカーテンの購入を考えている場合は、ご紹介した3回のタイミングをできるだけ逃さず、計測するポイントをしっかりと確認してから採寸をしてくださいね。
そして、その他の家具の梱包に気がとられ忘れてしまいがちのカーテンですが、新居用のカーテンがすでに手元にある場合以外は、引っ越し当日に忘れずに梱包するようにしましょう。
今後も引っ越しをする可能性がある方は特に、旧居のカーテンを残しておくことをおすすめします。