引っ越しの際のエアコンの処分方法と買い替えの目安

2020.07.08 / コラム
エアコン

引っ越しをきっかけにエアコンを買い替えようと思っている人は多いと思います。

その際に気を付けてほしいのはエアコンの処分方法です。

エアコンは家電リサイクル法の対象となっているので、普通の家電と同じようには処分することができません。

そこでこのページでは引っ越しの際のエアコンの処分方法と、買い替えを検討している人に向けての買い替えの目安を紹介していきます。

  1. エアコンは家電リサイクル法の対象

  2. エアコンの処分方法

    1. 家電量販店に処分を依頼する

    2. 自治体に処分を依頼する

    3. 引き取り場所にもっていく

    4. 不用品回収業者に依頼する

    5. 無料回収業者に依頼する

  3. エアコンの処分費用

  4. エアコンの買い替えの目安

    1. 10年以上使用している場合

    2. 部屋の大きさが変わる場合

  5. エアコン引っ越しの際のその他の注意点

    1. 取り外しと取り付けは業者に依頼しよう

    2. 移設の際はクリーニングをしておくのがおすすめ

  6. まとめ:エアコンの処分は家電リサイクル法の通りに

1.エアコンは家電リサイクル法の対象

エアコンの処分をするうえで知っておかなくてはいけないのが家電リサイクル法です。

家電リサイクル法というのはエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の4品目を対象に、決められた方法で処分しなくてはいけないというものです。

この法律によって処分の際にはリサイクル料という料金がかかってくることになりました。

2.エアコンの処分方法

2.1.家電量販店に処分を依頼する

一つ目の方法としては家電量販店に処分を依頼するという方法です。

この方法の場合どのお店でも処分をしてくれるわけではありません。

基本的には①そのエアコンを購入したお店②新しいエアコンに買い替えたお店のどちらかでしか対応していません。

このどちらかの家電量販店でエアコンの処分を依頼すると家電リサイクル券というものが渡されます。

そしてその後、業者がエアコンを引き取りにきます。

2.2.自治体に処分を依頼する

次の方法としては自治体に処分を依頼するという方法もあります。

この方法はまず郵便局で家電リサイクル券に記入していきます。

そして郵便局の窓口かゆうちょ銀行でリサイクル料を支払い、自治体の指定する回収業者に連絡するという形になります。

2.3.引き取り場所にもっていく

自分で引き取り場所へ持っていくという方法もあります。

この方法だと回収業者に支払う運搬料金がなくなるので安く済みます。

手順としてはまず、郵便局に家電リサイクル券に記入します。

そして郵便局の窓口かゆうちょ銀行でリサイクル料を払い、引き取り場所に連絡します。

後は決められた日にちに持ち込めば処分完了となります。

2.4.不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に依頼するという方法もありますが、この方法の場合は違法業者に気を付けなければいけません。

違法でない業者は「一般廃棄物収集運搬業の許可」を受けている業者か「市町村の委託」を受けている業者なのでこのどちらかを選ぶようにしましょう。

違法業者に依頼してしまうと高額な請求をされる可能性もあります。

業者によっては無料で回収してくれるところもあります。

大阪府の不用品回収業者はこちら

2.5.無料回収業者に依頼する

数年しか使ってないエアコンや状態のいいエアコンというのは無料で回収してもらえる可能性が高くなります。

エアコン専門の買い取り業者などもあるので一度連絡をとってみるのがおすすめです。

3.エアコンの処分費用

エアコンの処分にかかる費用はリサイクル料と運搬の費用からなっています。

まずリサイクル料金ですが、基本的には1000円前後になっています。

これはメーカーによって異なるので、自分の使っているエアコンを確認しましょう。

次に運搬の料金ですが、これも1000円前後のことが多くなっています。

なので運搬も依頼する場合は2000円程、自分で持ち込みをする場合は1000円程と考えておきましょう。

またエアコンは取り外しや取り付けにも費用がかかるので確認しておきましょう。

4.エアコンの買い替えの目安

4.1.10年以上使用している場合

エアコンの寿命というのは10年ほどといわれているので、10年以上使用している場合は買い替えるのがおすすめです。

エアコンの取り付けや取り外しには1万円~2万円程かかってしまうので、あと数年しか持たないエアコンを使い続けるのは結果的にコストが高くなってしまいます。

8年や9年使っているエアコンは買い替えてしまいましょう。

4.2.部屋の大きさが変わる場合

エアコンというのは対応している部屋の大きさというのがあるため、引っ越し前後で部屋の大きさが変わる場合はエアコンを買い替えることをおすすめします。

部屋の大きさに対応していないエアコンを使ってしまうと余計な電気代がかかってきてしまいます。

例えばエアコンが想定しているより大きな部屋で使ってしまうと、頑張りすぎてしまうので余計な電気代がかかります。

逆に想定しているより小さな部屋で使っても、効率が悪くなってしまいます。

5.エアコン引っ越しの際のその他の注意点

5.1.取り外しと取り付けは業者に依頼しよう

エアコンの取り外しと取り付けですが、これは専門の業者か引っ越し業者に依頼しましょう。

自分で行うことも不可能ではないのですが、危険が伴うので専門の知識を持った人にお願いするのが安全です。

取り外しと取り付けの料金は業者によっても異なりますが、1万円~2万円程に見ておけば問題ありません。

引っ越し業者に頼むと運搬までやってもらえるのでおすすめです。

エアコンの取り外しと取り付けは「引っ越しの際のエアコンの取り外しと取り付けの業者選び方と費用を紹介!」に詳しく書いてあります。

5.2.移設の際はクリーニングをしておくのがおすすめ

エアコンを処分せずに新居へ持っていくという人はエアコンのクリーニングをしておくのがおすすめです。

エアコン掃除の方法としては壁掛け洗浄と分解洗浄の2通りの方法がありますが、分解洗浄の方がより細かいところまできれいにすることができます。

引っ越しの際は取り外しまで一緒にできる分解洗浄がおすすめです。

また賃貸で元々エアコンがついていたという人は掃除をする必要はありません。

エアコンの掃除については「引っ越しの際のエアコン掃除の方法と業者に頼んだ時の費用を紹介!」を参照してください。

まとめ:エアコンの処分は家電リサイクル法の通りに

今回はエアコンの処分方法から処分費用、買い替えの目安まで紹介しました。

エアコンの処分は家電リサイクル法の通りにやらなければいけませんが、方法としては回収に来てもらうという方法や自分で持ち込むというものまで様々なものがありました。

費用はエアコンのメーカーや自治体によっても異りますが、リサイクル料1000円と運搬料1000円程です。

また買い替えるタイミングとしては寿命である10年に近づいた時と部屋の大きさが変わった時になります。