引っ越し当日の流れを分かりやすく紹介!新居と旧居でやるべきことと必要なものは?
2020.08.03 / コラム 引っ越し前後は準備や手続きなどで忙しくなりますが、当日の流れもしっかりと確認しておく必要があります。
引っ越し当日というのは旧居と新居でそれぞれやらなければいけないことがあるので、前もって確認しておくとスムーズに進めることができます。
また引っ越しの当日に必要なものやアリがちなトラブルなども頭に入れておくと、もしものことがあっても対応しやすくなります。
そこでこのページでは引っ越し当日の流れに加えて、新居と旧居でやるべきこと、必要なものなどを紹介していきます。
1.引っ越し当日の流れは3つに分けて考えよう
引っ越し当日の流れというのは以下の3段階に分けられます。
・旧居での作業
・旧居から新居への移動
・新居での作業
意外と忘れられているのが旧居から新居への移動です。
新居への移動はどのような交通手段で行くのか、車を持っている場合は新居まで誰が運転していくのかということを考える必要があります。
積み込みと搬入にかかる作業は荷物の量にもよりますが、大体1時間から2時間ほど見ておきましょう。
2.引っ越し当日に旧居でやるべきこと
2.1.全ての荷造りを終わらせる
まずは生活必需品等を含めて全ての荷造りを終わらせましょう。
歯ブラシやタオルなどの洗面用具、食器、カーテンなど引っ越し後すぐに取り出せるようにまとめて荷造りをしておくと引っ越し後の荷解きがスムーズになります。
また最後の荷造りなので漏れがないようにしっかりと確認しておきましょう。
荷造り忘れが多いのはトイレや洗面所、ベランダなどです。
このような場所をすべて確認して、忘れ物がないようにしておきましょう。
2.2.引っ越し料金を支払う
引っ越しの料金を払うタイミングは業者によっても異なりますが、引っ越し前に払う可能性もあるので前もってお金を用意しておきましょう。
クレジットカード払いに対応している業者もありますが、ほとんどの業者が現金なので引っ越しの前日までにお金をおろしておきましょう。
また引っ越し業者へのお礼を渡す場合にも前もって用意しておくと良いでしょう。
2.3.搬出作業の立ち合い
引っ越し業者が来たら搬出作業の立ち合いを行いましょう。
引っ越しの作業中に荷物や壁に傷がついた場合などにしっかりと確認しておくということや、荷物の積み忘れを防ぐために必要になります。
また搬出作業は基本的に業者にまかせて、邪魔にならない場所で待機しておきましょう。
2.4.ガスの閉栓の立ち合い
水道や電気は申し込みをしておけば基本的は立ち合いは必要はありませんが、ガスの停止には立ち合いが必要な場合があります。
これは前もってガス会社に確認をとっておきましょう。
自分で立ち合いをすることができない場合は代理人を用意しておきましょう。
2.5.部屋の掃除
引っ越し当日に部屋の掃除をしておくと敷金が返還される可能性が高くなるので必ずやっておきましょう。
普通に住んでいて仕方ないレベルの経年劣化といわれるものに関しては敷金を請求されないので、敷金に関わる場所の掃除を重点的に行いましょう。
例としては以下のような場所があります。
・台所の油汚れ
・水回りのカビ
・壁や床の汚れ
退去時の掃除についても前もって確認しておきましょう。
2.6.鍵の返却
全ての作業が終わったら最後に鍵の返却と部屋の明け渡しを行います。
基本的には借りていた本人がいる必要がありますが、無理な場合は代理人を立てられないか相談しておきましょう。
また部屋の鍵はいくつ借りていたかしっかりと前もって確認しておきましょう。
鍵の数が足りなかった場合は鍵の交換費用など追加で料金がかかってしまいます。
3.引っ越し当日の移動の注意点
引っ越し当日の移動はどのようにするか前もって考えておきましょう。
近距離の場合は電車やバス等で、長距離の場合は新幹線や高速バス、飛行機などで移動しましょう。
また引っ越し業者のトラックに乗って新居まで行くことはできません。
これは法律で決まっていて、引っ越し業者が運べるのは引っ越しの貨物だけです。
150㎞以上の長距離の引っ越しの場合はトラックへの積み込みの日と搬入の日が別になる可能性が高いのでいつ搬入するか、前日はどこに泊まるか等を決めておく必要があります。
4.引っ越し当日に新居でやるべきこと
4.1.近所への挨拶
引っ越し当日は荷物の搬入を始める前に時間があれば近所の人へ挨拶をしておきましょう。
引っ越しの際は騒音やエレベーターを使ってしまうなど迷惑をかけてしまうことがあります。
その際に前もって挨拶をされて入ればお互いに気持ちよく関係を始めることができます。
また挨拶の際にはなにか手土産を持っていくと相手にも喜ばれます。
手土産としてよく使われるのはお菓子や洗剤などです。
相場としては相手に気を使わせないように500円から1000円程にしおきましょう。
引っ越し挨拶のマナーも前もって確認しておくと良いでしょう。
4.2.荷物の搬入・荷解き
荷物の搬入は搬出の際と同じように、しっかりと立ち合いを行いましょう。
荷物や新居に傷がついていないか、また荷物はしっかりと全て運ばれているかを確認しましょう。
また搬入の際にはどの荷物をどこに置くのかという指示も出す必要があるので、配置図をしっかりと持っておきましょう。
荷解きのコツは大きな家具や家電から配置していくことです。
まず大きな荷物を配置してから小さな荷物を開けていきましょう。
4.3.電気・水道・ガスの開栓
電気と水道は基本的に入居後すぐに使えるようになっていますが、料金を支払うためにしっかりと連絡をしておく必要があります。
基本的には1~2週間前までに手続きをしておきましょう。
どちらも立ち合いは必要なく、電気はブレーカー、水道は元栓を開ければ使用可能になります。
一方ガスの開栓の手続きは立ち合いが必要になります。
なので引っ越し当日に申し込んでも中々すぐには開栓することができません。
開栓の申し込みは引っ越しの2週間前、繁忙期である3月と4月の場合は3週間前には連絡をしておくと安心です。
5.引っ越し当日に必要なもの
5.1.引っ越し作業の際に必要なもの
引っ越しの作業で必要なものは以下のようなものがあります。
・掃除用具
・ゴミ袋
・梱包資材
・ペン
・新居のレイアウト
掃除用具やゴミ袋は旧居や新居での掃除の際に必要になります。
梱包資材やペンは引っ越し当日に最後の荷造りをする際に必要なので忘れずに用意しておきましょう。
また新居で荷物を搬入する際にどの引っ越し業者にどの荷物をどこに置くのかということを指示しなければいけません。
その時のために新居のレイアウトは用意しておくと良いでしょう。
5.2.引っ越し当日の新居で必要なもの
引っ越しの当日に新居で必要なものは以下のものがあります。
・携帯やスマートフォン
・貴重品
・新居の鍵
・挨拶の手土産
・カーテン
・洗面用具
・トイレットペーパー
ここにあげたものは引っ越ししてすぐに使う可能性のあるものなので、できるだけダンボールには入れず自分で持っていきましょう。
6.引っ越し当日でよくあるトラブル
6.1.荷造りが終わらない
一番よくあるトラブルとしては荷造りが終わらないというのがあげられます。
引っ越しの荷造りは思っているより時間がかかるので遅くても2週間前から始める必要がありますが、終わらないまま当日を迎えてしまったらどうすればいいのでしょうか。
解決策としては荷造りできてないものは自分で運ぶか、宅急便で運ぶということになります。
まだ引っ越しまで時間がある場合は大きなものから荷造りをしましょう。
また途中で荷造りができないと気づいたら引っ越し業者のお任せプランや荷造り代行サービスを利用するのがおすすめです。
6.2.引っ越し当日にゴミが出た
引っ越し当日に掃除をしていたら思っていた以上にゴミが出てきたというのもよくあることです。
ゴミの回収が終わっていた場合の解決策としては以下のものがあります。
・新居まで持っていく
・不用品回収業者に依頼する
・引っ越し業者に処理を依頼する
・地方自治体の処理センターまで持っていく
一番安く済むのは新居まで持っていくという方法ですが、それが嫌な場合は不用品回収業者か処理センターがおすすめです。
引っ越し業者は基本的には生活ごみなどは受け付けていませんが、粗大ごみの引き取りには応じてくれる可能性もあります。
6.3.冷蔵庫の中身が残ってしまった
引っ越しの際には冷蔵庫の中身が入ったまま運ぶことはできないので、2週間ほど前から計画的に減らしていく必要があります。
しかし、それでも残ってしまった場合は以下の解決策があります。
・捨ててしまう
・クーラーボックスで運ぶ
・クール便で新居まで送る
一番おすすめなのはクール便を利用する方法です。
この方法だと冷蔵も冷凍も送ることができます。
一方でお金もかかってしまうので、安く済ませたい人はクーラーボックスや発泡スチロール容器を利用しましょう。
この方法だと安く済みますが、長距離の引っ越しの場合や真夏の場合は中身が腐ってしまう可能性があるので気を付けましょう。
まとめ:引っ越し当日の流れはしっかりと頭の中に入れておこう
今回は引っ越し当日の流れを紹介していきました。
引っ越し当日というのは旧居でも新居でもやらなければいけないことがあるだけでなく、移動の方法なども考えなければいけません。
当日になってから考え始めると焦ってしまうので、前もって流れを確認しておくことが大切になります。
また引っ越し当日というのはバタバタしてしまうことが多いので、トラブルも起こりがちになります。
そのような時も焦ってしまうのではなく、前もってどのようなトラブルがあるのか確認しておくことが大切になります。